死堪 [東京グール]
死堪（しこらえ）は『東京喰種:re』に登場する、喰種集団「アオギリの樹」に所属するA+レートの喰種である。
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概要
所属：アオギリの樹
レート：A+（正体判明後はSS）
外見：縞模様の服／半壊したマスク／細身の体躯
特徴：語尾に記号をつけて話す独特な口調
出身：コクリア（脱獄者）
正体：リオ＝ジェイル（『東京喰種 JAIL』主人公）
人物像
細身で縞模様の衣装を着用し、マスクが半壊しており顔の大部分を露出している喰種。
語尾に記号をつける奇妙な喋り方をするのが特徴で、アオギリの樹の戦闘員として活動。
本来の性格は冷静で感情の振れ幅が少ないが、戦闘時は非常に狂気的かつ攻撃的になる。
作中での行動
・**コクリア脱獄後**、アオギリのメンバーとして行動を開始。
・月山家の使用人・叶に雇われ、承正・ホオグロ・墓盗りらとともにクインクス討伐に参加。
・米林才子と対峙し、彼女の腕を捕食するも、謎のローブ姿の大男に吹き飛ばされ撤退。
**ロゼ編**では、ナキやホオグロとともにCCGの遺体輸送車を襲撃し、不知吟士の遺体回収に貢献する。
**流島編**では、鉢川班を襲撃し、オウルと連携して鉢川を殺害・捕食。その後、穂木歩と六月透にも攻撃を仕掛けるが、回避される。
赫子を使用する際には、目の下に独特の痣が浮かび上がる描写がある。
正体（ネタバレ注意）
死堪の正体は、**SSレート喰種「リオ（通称：ジェイル）」**である。
彼はゲーム『東京喰種 JAIL』の主人公であり、かつてCCG捜査官キジマ式の部下だった。
アオギリの樹によるコクリア襲撃の際、鯱・帆糸ロマとともに脱獄したSSレート喰種の一人。
漫画本編では名前こそ明示されないものの、服装・赫子・口調・旧多との会話など複数の描写が一致しており、同一人物であることが示唆されている。
エトにより救出された後、彼女の手によって洗脳・改造を施され、人格が崩壊。
結果として“リオ”は消え、“死堪”という狂気の戦闘喰種として再誕した。
終盤の運命
流島戦以降は帆糸ロマと行動を共にし、嘉納の身辺警護や証拠隠滅に関与。
瓜江久生との交戦では本局ビルから落下し死亡したかに見えたが、最終話で生存が確認される。
「竜戦」から6年後、死堪は竜の細胞を取り込み赫者化。
理性を失ったまま、人間と敵対し続け、保安官や一般市民を大量に捕食・殺害する最悪の喰種と化した。
シリーズの結末において、ほとんどの登場人物が希望を得る中、唯一“救われなかった存在”として描かれている。
外伝・世界線の関係
ゲーム『東京喰種 JAIL』は本編から分岐したパラレルワールドであり、
・**ゲーム版世界線**：リオはあんていくメンバーに救われ、人間らしさを取り戻す。
・**本編世界線**：エトらアオギリの樹に救出され、死堪として狂気に堕ちる。
という二つの異なる運命をたどる構造になっている。
性格と思想
改造以前のリオは誠実で仲間思いの青年だったが、死堪としての人格は完全に壊れており、
他者への共感や理性を失った“純粋な捕食者”へと変貌している。
「美しい」「楽しい」といった言葉を断片的に口走るが、それはもはや人間的感情の残滓にすぎない。
ユーザーの声
> リオ＝死堪の設定が悲しすぎる。
> ゲーム版の“救い”と本編の“地獄”の対比が強烈。
> 東京喰種の中でも最も不幸なキャラの一人。
