冴木空男（トルソー） [東京グール]
冴木空男（さえきからお）は『東京喰種:re』に登場する、通称「トルソー」と呼ばれる鱗赫の喰種。傷のある女性の胴体に異常な執着を示す、歪んだ愛の象徴的存在。
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概要
CV：手塚ヒロミチ
通称：トルソー（Torso）
種族：喰種（鱗赫） レート：A
職業：タクシードライバー（元人間社会在住）
所属：アオギリの樹（運転手兼雑用）
趣味：ドライブ（大型免許保持）
人物像と特徴
・普段は気弱で大人しいが、内面に強い異常性を抱える。
・殺人時には被害者を撮影し、胴体だけを持ち帰るという儀式的行動を取る。
・「胴体＝恋人」という歪んだ価値観を持ち、愛と執着を混同している。
・知性はあり、社会生活を送れるほどの常識を持つが、喰種社会には疎い。
経歴と行動
・アオギリの樹に情報提供者として協力し、タクシー内での会話を録音しヒナミ経由で提供。
・CCGに正体を突き止められ、クインクス班に襲撃される。その際、偶然客として乗車していた六月透に執着を抱く。
・戦闘中オロチに追われ逃亡し、その後社会的立場を失いアオギリに身を寄せる。
・人間オークション編では護衛として登場し、叶に追われた六月を陰ながら救出。
・後に叶・ヤモリ一門と同行し、成長した六月と再会し動揺を見せ撤退。
六月透への執着と愛情
・トルソーは、六月が“自分と同じ目”をしていると感じたことから強く惹かれる。
・六月も初対面時に彼の目に注目しており、二人の間には“似た者同士”という暗示がある。
・作中ではオークションでの狼狽、彼女の危機への介入など、執着が次第に愛情へ変化。
・ただしその愛は歪み切っており、首を残した六月の切断行為にも「愛」を感じている。
・作者曰く「上から二番目くらいに好きなキャラ」とコメントされている。
流島事件と最期の狂愛
・流島滞在中、偶然六月を見つけ連れ去り、結婚を宣言。
・眠る彼女の四肢を切断し監禁、思い通りに反応しないと暴行を加える。
・その行為は、六月が幼少期に受けた父親からの虐待の再現であり、彼女に深い絶望を与える。
・六月はやがて抵抗を諦め、冴木を受け入れるような言葉を口にするが、それは恐怖と諦観の混合だった。
象徴的要素とテーマ
・冴木の行動は“愛の歪曲”そのものであり、作品内での「捕食＝愛」のモチーフを極端に体現。
・六月との関係は、喰種と人間、支配と服従、愛と暴力の境界を描く異形の恋物語となっている。
ユーザーの声
> 恐怖の対象でありながら、どこか哀れさを感じさせる稀有なキャラ。
> 六月との関係は“歪んだ愛”を超えて、人間の孤独そのものを映している。
