梟 [ハンターハンター]

所属・基礎データ

梟は、十老頭直属の実働部隊・陰獣のメンバー。世界中のマフィアから選抜された最強クラスの念能力者のひとりであり、具現化系能力「不思議で便利な大風呂敷（ファンファンクロス）」の使い手。
この能力は、対象物を包み込むことで手のひらサイズまで圧縮できるという特殊なもので、運搬・隠匿・封印など幅広い用途に応用可能。
外見はギョロ目の中年男性で、物静かだが判断が早く、陰獣内では作戦補助や回収任務を担う立ち位置にあった。

主要エピソード

ヨークシンシティのオークション襲撃事件では、旅団と交戦した陰獣5人に後から合流。梟は能力を用いて旅団の乗った車ごと捕獲を試みたが、後部座席中央のノブナガ以外の団員4名に脱出され、結果的に反撃を受けて壊滅した。
戦闘後、フェイタンに捕らえられ拷問を受けるが、その後の描写はなく生死不明のまま。
後にクロロ＝ルシルフルが同じ能力を使用していることから、「不思議で便利な大風呂敷」は団長に奪われたと確定している。
クロロはこの能力を利用してヨークシンの競売品を盗み、さらにゾルディック家との戦闘にも応用している。
一方で、梟本人が殺害されたのか、流星街に監禁されたのか、あるいは記憶を消されて解放されたのかは明示されていない。

役割・評価（＋読者の声）

梟は陰獣の中でも数少ない「非攻撃型能力者」として、戦闘支援や隠密行動を得意とするタイプであり、その能力の汎用性は幻影旅団にも利用価値が高いと判断された。
作中では短い登場ながら、後の物語にも能力が活かされ続けており、設定上の存在感は陰獣内でも際立つ。
また、カキン帝国編ではボノレノフが諜報活動の際に梟の姿へ変身しており、容姿が後の展開でも参照されている。
SNS上では「陰獣で唯一生存している可能性がある人物」「能力奪取後も設定的に影響を残している」といった意見が見られる。
陰獣全滅の中でも彼だけが“痕跡を残す存在”として語られ続けている。

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