ヤマイヌ [ハンターハンター]
ヤマイヌ（病犬／やまいぬ）は『HUNTER×HUNTER』に登場する陰獣の一員で、強化系能力者。牙と爪を強化し、麻痺毒を仕込んで戦う俊敏な青年であり、ウボォーギンとの戦闘では最も善戦したメンバーの一人として描かれる。
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所属・基礎データ
病犬は、十老頭直属の実行部隊「陰獣」に属する強化系の念能力者。
ボサボサの髪と痩せた体型が特徴の青年で、身体能力と反応速度に優れている。
彼の戦闘スタイルは、自身の牙と爪を強化し、それらに麻痺毒を仕込む近接戦型。
毒は相手の筋肉や神経の動きを奪う効果を持ち、強化系としては珍しく「攻撃と拘束」を両立する戦闘法を取る。
陰獣内では前衛として実力を発揮し、仲間との連携においても攻撃の起点を担っていた。
主要エピソード
ヨークシンシティ編では、ミミズ・豪猪・ヒルと共に幻影旅団のウボォーギンと交戦。
ウボォーの必殺技「ビッグバンインパクト」を間近で見ても怯まず突撃し、豪猪が攻撃を防いだ隙を突いて牙攻撃を仕掛け、ウボォーの肩や脚を裂いて出血させた。
さらに牙の麻痺毒によってウボォーの首から下の動きを封じることに成功し、戦況を優位に進めた。
しかし、その後ヒルが不用意に近付き、ウボォーに反撃の機会を与える。
ウボォーがヒルの頭蓋骨を弾丸代わりに撃ち出した際、病犬はとっさに手で防いだが頭部を撃ち抜かれ、即死した。
マチはこの戦いを見て「毒が致死性なら勝っていた」と評しており、病犬の実力を高く評価している。
役割・評価（＋読者の声）
病犬は陰獣の中でも攻撃・機動力・知略を兼ね備えた実力者として描かれた。
その戦闘能力は当時のゴンやキルアをはるかに上回っており、幻影旅団のウボォーギン相手に「あと一歩」で勝利に届いた希少な存在である。
SNS上では「陰獣で最も戦闘センスが高い」「病犬だけは旅団に通用していた」といった意見が散見され、再評価の声も強い。
作中では早逝したものの、彼の冷静さと勇敢さは陰獣の象徴的存在として記憶されている。
