ジャッカル [北斗の拳]

概要

所属：盗賊団（旧TVアニメ版：KING配下の傭兵隊「ウォリアーズ」）
地位：首領（元ピレニィプリズン脱獄囚）
得意武器：手甲刃・ダイナマイト（自称「南斗爆殺拳」）
関係者：フォックス（右腕）／デビルリバース（利用）／トヨばあさん（被害者）／ケンシロウ（宿敵）
登場編：ジャッカル一味編（序盤）
CV：郷里大輔（TVアニメ）

人物像

・元・地底特別獄舎ピレニィプリズンの脱獄囚。知略と外道を兼ね備えた盗賊団の首領。
・「神をも欺くことができる」と豪語するほどの狡猾な性格で、裏切り・嘘・卑怯を生きる術とする。
・「自分より強い者とは戦わない」を信条とし、あらゆる手段で逃げ延びることに特化した生存主義者。
・仲間に対する情は一切なく、部下は使い捨て。フォックスを「右腕」と呼ぶも信頼せず、死後も怒りをぶつけ蹴りつけるなど冷酷無比。

外見・特徴

・痩身で蛇のように細い顔立ち、冷笑を浮かべた表情が特徴。
・腰や胸に多数のダイナマイトを巻き付けており、体が爆薬庫そのもの。
・武器として手の甲に仕込んだ刃を使い、人体を切り裂く技量を持つ。

性格と哲学

・本能的に“生き延びる”ことを最優先とする典型的なサバイバル型悪党。
・仲間をも欺き、強者には媚び、弱者を虐げる。
・戦略眼はあるが、情や信義といった要素を軽視するため最終的に自滅。
・ケンシロウの「怒り」や「信念」の強さを理解できなかったことが破滅の原因となった。

作中での悪行と最期

・バットの故郷である村を襲撃。水を奪い、育ての親トヨばあさんを惨殺。
・ケンシロウの追撃から逃れるため、子供たちにダイナマイトを背負わせ陽動に利用。
・フォックスがケンシロウに殺害され、居場所を漏らしたことに激怒し、死体を蹴り続ける。
・最終的にケンシロウを倒すため、羅漢仁王拳の使い手デビルリバースを牢から解放。兄弟を装い操るが、失敗。
・デビルリバースが敗北した後、助けを求められて逆に掴まれ、自らの体に巻いたダイナマイトが暴発。
・ケンシロウの冷酷な言葉「得意の芝居でもう一度説得してみるんだな」を浴びつつ、「あろぉ！！」の断末魔と共に爆死。

アニメ版の差異

・KINGの傭兵団「ウォリアーズ」首領として登場。
・ダイナマイトを使うたび「南斗爆殺拳！」と叫ぶコミカルな演出が追加。
・ジョーカーの助言によりデビルリバースを解放する流れに変更。

人物関係

・フォックス：右腕と称しながら完全な駒扱い。
・デビルリバース：利用目的で「兄弟」と偽る。
・ケンシロウ：怒りと正義の対象。直接戦わず、策略と逃走に終始。

性格評価・考察

・「小物でありながら最後まで生にしがみつく」という“人間の悪の縮図”。
・世紀末世界における“強者に従う弱者の極致”として象徴的な存在。
・卑劣さを極めるが、同時に“狡猾に生き抜く本能”を描いたキャラクターでもある。

ユーザーの声

> 「北斗史上いちばんの小物悪党」「火薬に頼って何が拳法だ、のくだりが最高」 > 「“生への執着”という意味ではリアル」「デビルリバースを利用する頭の悪さが愛おしい」 > 「断末魔『あろぉ！！』が忘れられない」「小悪党の完成形」

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