カーネル [北斗の拳]
カーネルは『北斗の拳』に登場する南斗無音拳の使い手で、狂信的な選民思想を掲げる「GOLAN（ゴッドランド）」の創始者。
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概要
流派：南斗無音拳（なんとむおんけん）〔確定〕
武器：ブーメラン（肩章に仕込まれた暗器）
所属：GOLAN（GODLAND）創設者・総帥
出身：元レッドベレー隊員（特殊部隊）
CV：有本欽隆（旧アニメ版）
人物像と思想
・軍隊出身の元エリート兵士。
・核戦争によって人類が滅びた後、「神に選ばれた強者のみが生き残る」と信じる選民思想に囚われる。
・“GODLAND”を建国し、優秀な遺伝子を残すため女性を拉致・繁殖計画を行う。
・徹底した合理主義と冷徹な信念を持つが、その思想は次第に狂気へと変化していった。
過去と転落
・かつては国家への忠誠厚い特殊部隊「レッドベレー」の指揮官。
・腐敗した軍上層部の宴席で侮辱され、理想が崩壊。
・核戦争後、「強者のみが生き残る」という歪んだ信念を抱き、GOLANを創設。
・ケンシロウから「それこそが過ち」と指摘されるも、死ぬまで己の信念を曲げなかった。
南斗無音拳（なんとむおんけん）
・音を完全に断ち、気配を消して間合いに入る暗殺拳。
・ケンシロウの背後を取るほどの隠密性を誇る。
・読心術を用いて相手の動きを察知するなど、感覚戦闘に長ける。
・しかし、ケンシロウに見抜かれ、北斗神拳奥義の前に敗北。
戦闘と最期
・ケンシロウの背後を取り、読心で優位に立つが、瞳や筋肉の微細な動きから先読みされる。
・経絡秘孔「瞳明」を突かれ、視力を失い暗闇の中で錯乱。
・北斗神拳奥義「北斗壊骨拳」を受け、全身の骨を飛び散らせて絶命。
・断末魔は「はう！！あおおえ、へげえっ！」（旧アニメでは「めぐあっ！！ めぐぅ…へげぇぇぇ！！！」）。
アニメ版での差異
・アニメではシンの配下として登場し、彼を神と崇める狂信者に設定変更。
・ブーメランを肩当ての下から取り出す演出が追加。
・ケンシロウに北斗百裂拳を受けて倒れる。
ブーメランと戦法
・肩章の装飾部分が実はブーメランであり、奇襲武器として使用。
・原作では一度きりの使用だが、旧アニメでは繰り返し投擲して攻撃を仕掛ける。
・南斗無音拳との併用により、音もなく飛ぶ暗器としての演出が強調される。
象徴と評価
・北斗初期における「狂気の理想主義者」としての象徴的存在。
・力と知性を併せ持ち、ケンシロウの“正義と慈悲”を際立たせる対比構造を担った。
・最期に「後悔せんのか」と問う姿は、ただの悪党ではなく“思想に殉じた男”として描かれる。
ユーザーの声
> 無音拳の静とケンシロウの静寂がぶつかる“音なき戦い”が印象的。
> 狂気の選民思想が核後世界を象徴していて怖いほどリアル。
> 最期の問いが悲しくも格好いい、北斗序盤屈指の名悪役。
