グルメスパイザー [トリコ]

概要

発売日：2011年7月30日
発売元：バンダイ
正式名称：トリコ 菓子粉砕器グルメスパイザー
価格：2,200円（税込）
形状：巨大な赤い腕型の粉砕器
機能：お菓子を入れて潰し、ふりかけ状に加工する玩具
備考：「サ」に濁点が付くため表記は「グルメスパイザー」

使い方（公式説明）

① お菓子をグルメスパイザーにポン！と入れる。
② レバーをピストン運動させて「クラッシュ！クラッシュ！」と粉砕。
③ 粉砕したお菓子を「パッパッパ！」とパスタやご飯に振りかける。
――これだけで“料理をアレンジできる”とされた。

アニメでの登場

・アニメ『トリコ』では、掌が開き光と共にスパイスが飛び散る演出で登場。
・劇中では重要な調理器具として繰り返し使用され、販促上も強くプッシュされた。
・玩具版では仕様が異なり、握り拳部分が蓋になっており、これを外して振りかける形式。

実際の仕様と問題点

・構造が複雑で部品数は19。使用後は毎回分解・洗浄が必要。にもかかわらず公式では「簡単丸洗いOK」と宣伝されていた。
・耐久性が低く、硬い菓子では粉砕できない。ふわふわ系スナックも均一にならず、粉末と破片が混ざる。
・力を入れすぎると先端部が外れ、中身が飛び散るなど構造上の欠陥が多い。
・砕いた菓子は薄味かつ高カロリーで、ふりかけとしての実用性も低い。
・本体が大きく操作が重く、遊びよりも作業感が強い。
・「混ぜる」構造ではないため、アニメのように複数素材の調合は不可能。
・実際の使用では「袋のまま砕いた方が早い」と評されることもあった。

評判と評価

・当時から子供向け玩具としては扱いづらく、ネット上では「素手の下位互換」「クラッシュするのは本体の方」と揶揄された。
・分解の手間、飛散、粉漏れ、味の問題など、多方面から酷評された。
・アニメでは人気アイテムとして描かれたが、現実ではネタ玩具として語られることが多い。

ユーザーの声

> 「子供の力じゃクラッシュできない」「袋のまま砕いた方が早い」などの意見多数。
> 一方で「アニメ版の演出だけはカッコいい」「トリコらしい無茶感が好き」という好意的な声も見られた。

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