鳩野（はとっち） [ふつうの軽音部]

所属・基礎データ

所属：谷九高校軽音部／バンド「はーとぶれいく」ギターボーカル。
学年：1年。
外見：黒髪ショート、控えめな表情が多い。
性格：落ち着いていて自己主張は少ないが、音楽に対しては誠実。
楽器：ストラトキャスタータイプのエレキギターを使用。
口調や立ち居振る舞いから、周囲からは“マイペース”と評されることが多い。
彼女を中心に「はーとぶれいく」が結成され、物語の軸となるエピソードが進行していく。

主要エピソード

物語序盤、鳩野は音楽経験の浅い状態で軽音部へ入部。
ベースの幸山厘やキーボードの内田桃、ギターの藤井彩目と出会い、後に「はーとぶれいく」を結成する。
練習過程では、演奏技術よりも「人との関係性」や「バンドとして音を合わせる難しさ」を学ぶ描写が多い。
文化祭ではギターボーカルとしてステージに立ち、緊張と達成感を同時に経験する。
ステージ後、観客の反応に涙を見せるシーンが印象的で、彼女の“音楽を続ける動機”が強まる転機となる。
文化祭以降は、部内の他バンド（protocol.）との関わりや、自身の表現意識をめぐるエピソードが描かれている。

演奏・役割

鳩野は「はーとぶれいく」の中心的存在であり、バンドの音と方向性を決定づける役割を持つ。
演奏は正確さよりも感情のこもったストロークや素朴な歌声に特徴があり、バンドの“初期衝動”を体現している。
他のメンバーが技術や構成を重視する中、鳩野は“音を鳴らす理由”を直感的に求めるタイプであり、その姿勢が周囲を動かしていく。
練習・ライブなど、作品を通じて彼女の成長過程が段階的に描かれ、
「自分たちの音をどう作るか」を探す姿勢が、作品全体のテーマに直結している。
鳩野のギターと歌声は“普通の高校生が音を鳴らす”という本作の原点を象徴している。

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