釘崎野薔薇 [呪術廻戦]

【プロフィール】 ・名前：釘崎野薔薇（くぎさき のばら） ・年齢：16歳 ・所属：東京都立呪術高等専門学校1年 ・等級：3級呪術師 ・出身：東北の山奥の村（盛岡まで4時間クラスのド田舎） ・高専入学：祖母の推薦（推薦を巡ってひと悶着あり） ・身長：160cmないくらい ・趣味：暇さえあればショッピング ・好きな食べ物：流行り物、スイカ ・嫌いな食べ物：浅漬け ・好みのタイプ：織田信長 ・米／パン：パン派 ・犬／猫：猫派 ・一人称：「私」 ・髪色：茶髪は染色（地毛はもう少し濃い茶色） ・イメージソング：サニーデイ・サービス「青春狂騒曲」／日食なつこ「あのデパート」 ・CV：瀬戸麻沙美

【人物像・性格】 ・感情が顔面に全部出るタイプで、**素直＝口が悪い**の二面性。 ・喧嘩腰の男口調になりがちだが、根っこはかなり情に厚い“ツンデレ親分肌”。 ・「田舎が嫌で東京に住みたい」とハッキリ言い切る、価値観が明瞭なタイプ。 ・東京観光や京都遠征でテンションMAXになるなど、地方出身あるあるなリアクションも多い。 ・「自分が自分であること」に強い誇りを持ち、 　→「自分らしくあるためになら命を懸けられる」と断言する価値観の持ち主。

【過去・田舎嫌いのルーツ】 ・村に嫁いだ母がよそ者として浮いていたことに加え、 　東京から来た「沙織ちゃん」が村人に嫉妬混じりの陰湿ないじめを受け、村を追い出される。 ・釘崎にとって沙織ちゃんは「お人形みたいに可愛くて、聖母みたいに優しい」憧れの存在だったが、 　→村はその憧れごと踏みにじった。 ・その経験から、 　「この村にいるのは“生きてるけど死んでる”ようなもの」 　という認識になり、中学卒業と同時に東京に出る決意を固める。 ・祖母との確執もありつつ、結果として呪術高専が「田舎から脱出するためのルート」になった。

【人間関係（東京1年ズ＋高専組）】 ・虎杖悠仁 　─ 第一印象は「幼少期に鼻くそ食ってたタイプ」。 　─ しかし共闘を重ねるうちに、命懸けで背中を預け合う相棒に。 　─ 一度“死亡報告”を受けた際は涙をこらえ、再会時は涙目でスネるなど感情はかなり深い。 　─ 小沢から中学時代の話を聞き、虎杖の“内面を見る性格”を知ってからは明確に信頼度アップ。 　─ 恋愛感情を疑われた際の本人コメントは 　　　「天地がランバダ踊っても絶対ない」。 ・伏黒恵 　─ 初対面時の印象は「偉そう」。 　─ しかし任務を重ねるうち、虎杖と並ぶ“同期コンビ”として信頼。 　─ 三人チームでの連携が、物語初期の高専1年トリオの軸になっている。 ・五条悟 　─ 担任教師。 　─ 一緒にいる時間はそこまで長くないが、「最強であること」だけは釘崎にも明確に伝わっている。 　─ 五条の遺言を立てる形で、最終的には母親の元を訪ねることになる。 ・禪院真希 　─ **憧れの先輩ポジション**。 　─ 境遇に囚われず「自分の強さだけで立とうとする姿」に強く共感し、姉御として慕っている。 　─ 釘崎が珍しく素直にデレる相手。 ・パンダ 　─ 交流会前のフィジカルトレーニング担当。ノリが合う愉快な先輩。 ・狗巻棘 　─ 修行段階では「喋れない相手」×「口悪いコミュ障」の最悪な組み合わせで相性が悪かったが、 　　任務を経て救われたことで信頼が芽生え、おにぎり語もある程度理解できるようになった。 ・真依＆西宮桃 　─ 京都側の女子コンビ。 　─ 真依とは真希絡みもあり**ほぼ犬猿の仲**。 　─ 西宮とも交流会でバチバチにやり合っており、価値観の相性は良くない。 ・沙織ちゃん／ふみ 　─ 故郷パートのキーパーソン。 　─ 沙織ちゃん：釘崎の“東京への憧れ”と「こうなりたい女性像」を形作った人物。 　─ ふみ：村で釘崎が守った友達。釘崎の“庇護欲”と優しさがよく見える関係。 ・小沢優子 　─ 虎杖の中学の同級生。 　─ 釘崎は唯一の“東京の女友達”枠として、恋バナを含めて色々世話を焼く。 ・家族 　─ 母：ネグレクト気味で確執あり。互いにほぼ縁切り状態からスタート。 　─ 祖母：呪術の師匠であり、育ての親。芻霊呪法を教えた人物。 　　片目の傷を含め、釘崎との“鏡”のような外見的共通点もある。

【術式：芻霊呪法（すうれいじゅほう）】 ・藁人形＋五寸釘＋金槌という、**“日本の呪い”の記号そのもの**を具現化した術式。 ・古い形式の術式であるため、伝統主義の保守派からは好印象。 ・実際の中身は、 　「対象の一部から本体へダメージを通す、遠隔・間接攻撃型の呪術」 　という非常に合理的な構造。
【主な技】 ■ 簪（かんざし） ・釘が刺さった対象に、任意のタイミングで呪力を流し込み破壊する基本技。 ・タイムラグを自由に操作できるため、**時間差攻撃／罠としての運用も可能**。 ・複数本同時起爆で大木を倒すほどの威力を発揮。 ・地面に残ったフレ釘を一斉起爆することで“針地獄”のような制圧もできる。 ■ 共鳴り（ともなり） ・対象の欠損部位（血・肉片など）に人型（藁人形など）を重ね、同時に呪力を打ち込むことで、 　本体の魂・肉体へダメージを送る遠隔攻撃。 ・欠損の“呪術的価値”が高いほど効果も増大。 ・特級呪霊相手でも、**一撃必殺まではいかずとも行動を阻害できるレベル**の影響を与えられる。 ・人型は藁人形でなくても代用可能（人体も可）。 ■ 黒閃 ・八十八橋での呪胎九相図との戦闘中に発生。 ・打撃と呪力が0.000001秒以内に重なった際に起きる“空間の歪み”による強化現象。 ・威力は平均値の2.5乗となり、呪術師としての器の大きさを証明する一里塚となった。

【戦闘スタイルと評価】 ・ベースは殴る蹴るの喧嘩スタイル＋芻霊呪法。 ・虎杖の“異様なフィジカル”や、伏黒の“式神＋体術”と比べると、 　純スペックでは一歩劣ると評される。 ・しかし、 　・魂に直接干渉できる術式特性 　・遠距離から「共鳴り」で格上の行動を封じるポテンシャル 　など、“刺さる相手にはとことん刺さる”対ボス性能を持つ。 ・真人戦ではまさに“天敵”として機能し、 　高専1年の中でもトップクラスの実戦値を見せつけた。

【渋谷事変とその後（ネタバレ注意）】 ・真人との戦闘で「無為転変」を受け、顔の一部と左目を失う重傷を負う。 ・新田の処置を受けるが、作者コメントでは 　「処置を受けている時点で死亡扱い。ただし蘇生の余地は描写次第」 　という“保留状態”とされていた。 ・その後、原画展や本編後半の描写で**七海と共に“渋谷で退場した側”として明言**され、 　最終的には「死亡キャラ」として扱われている。

【キャラクターとしての位置づけ】 ・「田舎への嫌悪」「自分らしく生きることへの執着」 　という明確な動機を持った、“呪術廻戦世界の普通に等しい少女”。 ・その“普通さ”のまま、呪術師としての死線へ飛び込んでいく姿が、 　作品のハードさと青春性を同時に象徴している。 ・虎杖・伏黒と並ぶ1年トリオの一員でありながら、 　価値観の軸が「東京で自分らしく生きたい」という等身大な理由に留まり続けたことが、 　釘崎野薔薇というキャラクターの最大の魅力と言える。