漏瑚（じょうご） [呪術廻戦]

概要

等級：特級呪霊〔確定〕
発生源：大地への畏怖・恐怖
身長：約180cm
嗜好・興味：呪具集め
嫌いなもの：人間、特に五条悟
生得術式：炎熱・熔岩の操作（名称不明）
領域展開：蓋棺鉄囲山
一人称：儂（わし）
CV：千葉繁
舞台俳優：山岸門人

人物像・信条・立ち位置

・人が「大地」を畏れた負の感情から生まれた特級呪霊で、人語を理解し会話も流暢。
・頭部が火山、単眼、黒いお歯黒の歯というインパクトのある姿。昂ると「ポッポー」という音と共に火山頭から蒸気が噴き出す。
・趣味は呪物のコレクションで、呪具集めを楽しむ一面を持つ。
・自分の力に強い誇りを持ち、五条に「弱い」と煽られた際には側頭部の耳栓のような部位を吹き飛ばすほど激昂。
・「嘘偽りのない負の感情から生まれた呪いこそが真の人間であり、人間こそ偽物」と考え、
　“呪霊が君臨し人間が駆逐される世界”を目指して夏油（偽夏油）に協力を求めた。
・花御・陀艮・真人ら特級呪霊と行動を共にし、真人の成長性を見込んで「頭」として立てつつも、
　奔放な真人に代わり実質的な調整役・まとめ役を担う“現場リーダー”的ポジション。

生得術式：炎熱・熔岩の操作（名称不明）

・火炎・マグマ・爆発・火山岩などを自在に生み出し操る、火山そのものを具現化したような術式。
・壁や地面を火口に変化させ噴火させる、拳から火炎や熱線を放つ、火山弾を叩きつけるなど、
　“点・面・設置”いずれの攻撃形式もこなす。
・津波のようなマグマの押し流し、溶岩で超巨大な腕を形成してビルを掴むといった、
　都市規模の大規模範囲攻撃も可能。
・一撃で1級呪術師レベルを戦闘不能にできる火力を持ち、火口出現から噴出までのタイムラグが非常に短いため、
　地雷のような置き技としても機能して厄介。
・領域展開と極ノ番を“同一系統の術式で両方披露した”希少なキャラでもある。

技：火礫蟲・極ノ番など

— **火礫蟲（かれきちゅう）**
・小型の羽付き呪霊を生み出し、相手に突撃させる技。
・対象に触れると大音量の奇声を上げて相手の動きを止め、その直後に大爆発を起こす“音＋爆撃”トラップ。
・アニメでは、この火礫蟲に漏瑚本体を持ち上げさせて空中戦を行う応用も描かれた。

— **極ノ番・隕（ごくのばん・いん）**
・燃え盛る大質量の岩塊を隕石のように落とす、術式の極ノ番。
・ビル数棟をまとめて吹き飛ばすほどの規模と威力を持ち、
　当たりさえすれば宿儺ですら「無傷ではいられない」と評価するほど。
・五条との初戦では、トラック大の隕石を必中効果なしの“試し撃ち”として使用していたが、
　渋谷事変ではそれをさらに巨大化し大規模攻撃特化にした真価を披露。
・アニメ描写では、周囲の瓦礫や車両を取り込んで溶かし込み、それらを核として落とす形になっており、
　術式のみならず“現場の物質”も取り込むことで威力増強と解除対策を兼ねていると解釈される。

領域展開：蓋棺鉄囲山（がいかんてっちせん）

・掌印は大黒天の印。
・火山内部のような灼熱地獄じみた生得領域を展開する。
・最大の特徴は、術式とは別枠の“超高温環境”が常時発生している点で、
　並の術師なら領域に入った瞬間に全身を焼き切られるレベルのデバフ効果。
・作者曰く、この高温は「術式というより、漏瑚本人が激強な結果としてのデバフ」であり、
　術式ではないため簡易領域などでは無効化できない。
・いわゆる必中必殺系の強力な領域だが、本編では五条の無量空処で領域ごと塗り替えられ、
　フルスペックでの見せ場は少なめ。
・派生媒体（ゲームなど）では、領域内で隕石を降らせる技も披露している。

実力・作中評価

・作中では「現代最強」五条に一方的に蹂躙され、
　渋谷事変では“呪いの王”宿儺に有利なルールの勝負を持ちかけられた上で完膚なきまでに敗北するなど、
　“最上位陣のやられ役”としての印象が強い。

・しかし偽夏油の評価では「漏瑚の実力は甘く見積もっても宿儺の指8〜9本分」とされており、
　そもそも宿儺の指1本分ですら未完成の領域展開が必要なレベルと明言されている。
・五条も表では「弱い」と煽りつつ、内心では
　「この呪力総量は未登録の特級。今の宿儺（3本）より強い」と高く評価。

・渋谷事変では、疲弊しているとはいえ1級術師2人＋2級相当1人をほぼ一瞬で捻り潰すなど、
　特級呪霊としての“災害級”スペックを遺憾なく発揮。
・ファンブックでは「偽夏油が呪霊操術で戦闘不能にする場合、
　真人と並んでタイマンなら可能だがかなりしんどい」とされ、
　特級呪霊の中でも上位の危険度を持つ存在として位置づけられている。
・作者コメントでも「五条ほどではないにせよ、“こいつ一人で良いじゃん”級のスケール」と評され、
　15本宿儺の相手を任せられるのも漏瑚くらい、と“激強”と明言されている。

・最期に宿儺から「誇れ、お前は強い」と言葉をかけられ、
　自分では理解しきれない涙を流しながら散っていく姿は、多くの読者に強い印象を残した。

ユーザーの声

> 初登場は完全に噛ませポジだと思ったのに、気づいたら“呪霊側の親分”として一番好きになっていた。
> 宿儺にボコボコにされながらも「誇れ、お前は強い」で報われる流れがあまりにも綺麗すぎる。
> 大地・火山モチーフの災害感と、五条・宿儺専用の相手みたいなスケールが本当に“激強”キャラ。

関連項目

・花御／陀艮／真人 — 特級呪霊仲間。価値観や役割の対比が分かりやすい。
・五条悟 — 初戦の相手。実力差と評価のギャップは必読。
・両面宿儺 — 渋谷事変での決戦相手。「誇れ、お前は強い」の名場面がここ。
・偽夏油（羂索） — 呪霊側の“頭脳”としてのパートナー。評価コメントも重要。

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