深海王 [ワンパンマン]

① 所属・基礎データ

種別：怪人（海人族の王）／災害レベル：鬼
初登場：原作第22話／アニメ第8話
特徴：全身が筋肉質で、乳首がハート型という異様なデザイン。普段はオカマ口調で話すが、戦闘時には獣のような威圧感を放つ。

水分を得ることで巨大化し、本来の姿では身長20m近くに達する。地上では乾燥により弱体化するが、雨による水分補給で“本領”を発揮する。
ガイドブック『ヒーロー大全』では身長4m（乾燥時）、20m（本来の姿）と設定されている。

② 主要エピソード

J市侵攻事件において、深海王は海人族の軍勢を率い地上へと進軍。A級ヒーロー・スティンガー、イナズマックスを瞬時に撃破し、続くS級ヒーロー・ぷりぷりプリズナーとの戦闘でも勝利を収める。

さらに雨によって本来の力を取り戻すと、音速のソニックすら翻弄。避難シェルターに侵入して多数のヒーローを圧倒する。
避難民の少女を守ろうとしたジェノスを強酸の溶解液で戦闘不能に追い込み、続いて現れた無免ライダーを徹底的に叩きのめすが、彼の不屈の精神と民衆の声援を前に一瞬の動揺を見せる。

直後に駆けつけたサイタマによって胴体を一撃で貫かれ、あっけなく死亡。地上征服の野望は潰えた。

③ 能力・戦闘力

・災害レベル「鬼」ながら、複数のA級およびS級ヒーローを撃破する高い戦闘力を持つ。
・怪力：高層ビルを素手で崩壊させ、避難シェルターの強化壁を粉砕。
・高速移動：相手の背後へ一瞬で回り込む。
・特殊攻撃：鋭い舌状器官「体内ウツボ」で貫通攻撃を行い、さらに全身を溶かす強酸を吐き出す。
・再生力：水分を吸収することで傷を短時間で修復可能。

雨中では“真の姿”に変化し、スピード・パワー・耐久力の全てが数倍に跳ね上がる。この形態の深海王は、ジェノス・ソニック双方を圧倒している。
ただし公式資料・ドラマCD『マジCD VOL.02』では、格上の竜レベルには及ばないと明記されており、最終的な評価は「鬼」で固定されている。

④ 評価・位置づけ

深海王は物語中盤以前における“最初の本格的脅威”として描かれ、ヒーロー社会の脆弱さとサイタマの規格外さを強調する象徴的存在。
その残虐さとカリスマ性、そして無免ライダーとの対比構造により、多くの読者から“序盤屈指の名敵役”として評価されている。

⑤ ユーザーの声（海外含む）

・「ジェノスとの戦いの緊張感が最高」「一撃で倒されるまでの流れが完璧」
・「雨の演出と巨大化シーンが怪獣映画みたいで好き」
・「無免ライダー戦はシリーズ屈指の名シーン」
・海外掲示板では“最初にサイタマの神格化を実感させたボス”として人気が高い。

深海王は、ワンパンマン世界における“災害レベル鬼”の上限を体現した怪人であり、以降の竜級脅威との対比にも繋がる重要キャラクターである。

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