ニンリル [異世界放浪メシ ]
『異世界放浪メシ』に登場する“駄女神”代表――風の女神ニンリル。<br> 神々の中でも年長でありながら、甘味に目がない残念な性格でおなじみの存在。
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基本情報
名称：風の女神ニンリル（かぜのめがみ・ニンリル）
属性：風
眷属：フェル（ムコーダの従魔）
加護対象：ムコーダ（甘味供給契約者）
登場：Web版初期〜現在、外伝『スイの大冒険』にも登場
元ネタ：メソポタミア神話の風神「ニンリル」
人物像
若く絶世の美女の姿をしているが、口調は年寄りくさい。
実は女神連合の中でも最年長。銀髪で向日葵の髪留めを付けている。
性格は非常にだらしなく、貢物（＝甘味）に対して底なしの執着を見せる。
一応フェルを筆頭に眷属からは敬われているものの、
ムコーダや神々仲間からは完全に“駄女神扱い”されている。
ムコーダ曰く――「駄女神と書いてニンリルと読む」。
加護と関係性
ムコーダに加護を授けた最初の女神。
理由は「眷属フェルを通じてお菓子が届くから」。
以来、ムコーダに定期的に“貢物（甘味）”を要求するのが恒例となっている。
この「神々への供物システム」はのちに他の女神や男神にも波及した。
甘味が届くたびに“神託”という名の実況を行い、
プリンやケーキを貪りながら陶酔する描写はもはやシリーズ名物。
火の女神・水の女神よりも早食いで、
web500話を超えても一度も甘味を余らせたことがない。
性格・特徴
・風神にして食欲魔神。
・甘味への執着が異常で、食後すぐに次を要求する。
・気分屋で、フェルに対しても女神らしからぬ口調で話す。
・“残念女神四天王”の筆頭格（自称ではなく周囲の総意）。
・最近は甘味の食べ過ぎで太り気味。
女神連合内では年上の立場を笠に着るが、誰も恐れておらず、
むしろツッコミとあしらいの対象になっている。
フェルとの関係
フェルはニンリルの忠実な眷属であり、彼女に敬意を払っている。
しかし、ムコーダやスイの前では彼女の“駄女神ぶり”を
あえて見なかったことにするなど、大人の対応を取る。
ムコーダとの関係
ムコーダにとっては「加護をくれるありがたい神」ではあるものの、
実際は「貢物（甘味）をねだる食いしん坊神」という印象が強い。
神々の中でも最初にムコーダへ接触した女神であり、
彼女をきっかけに他の神々（アグニ・ルサールカなど）も
“甘味信仰”に堕落していく。
外伝・メディアでの描写
『スイの大冒険』ではムコーダとスイにあしらわれる姿が強調され、
完全なる“残念駄女神”として描かれている。
フェルはそんなニンリルを見て、あえてフォローを入れるなど気遣いも。
漫画版・ドラマCD版ともにキャラ付けは共通で、
テンポよいツッコミ要員として登場するたび笑いを誘う。
総評
甘味をこよなく愛し、加護よりスイーツ。
“女神にして食欲の権化”ことニンリルは、
『異世界放浪メシ』の世界における笑いと混沌の象徴的存在。
彼女の食レポと駄女神ムーブは、シリーズに欠かせないスパイスである。
