シン [北斗の拳]
シンは『北斗の拳』に登場する、南斗孤鷲拳の伝承者（南斗六聖拳「殉星」）である。
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概要
本名：シン
流派：南斗孤鷲拳（なんとこじゅうけん）／南斗聖拳の複数流派も修得〔作中描写・後付設定〕
宿星：南斗六聖拳「殉星」―愛に殉ずる星
通称：KING／南斗・殉の星の男
身長・体重：183cm・98kg 体格：130・92・105 首：43cm
主な技：南斗獄屠拳（ごくとけん）／南斗千首龍撃 ほか
拠点：サザンクロス（KING軍の本拠）
関係軸：ユリアをケンシロウから強奪し、ケンシロウの胸に七つの傷を刻む張本人〔確定〕
人物像・ビジュアル
・ブロンドの長髪と整った顔立ち。白系のタイトな軍装風スーツで“粗野な世紀末”と対照的なスマートさ。
・外連味のない所作と冷ややかな微笑から、一転して狂気に歪む表情演出が象徴的。
・「力こそ正義」を標榜するが、根底にはユリアへの執着と“愛に殉ずる”宿命が走る。
戦闘スタイル
・南斗聖拳の定義に忠実な“外部から突き入れ破壊する”貫通系。
・孤鷲拳の鋭い指突・掌底を核に、複数派の技法を混成。切断より貫通を主軸化。
・代表技：
— 南斗獄屠拳：高速の踏み込みから胸部を抉る決定打。初戦でケンシロウを戦闘不能に追い込む。
— 南斗千首龍撃：連続刺突による面制圧（媒体差あり）。
本編での軌跡（要点）
・導入（199X・文明崩壊後）：ケンシロウとユリアの旅立ちを前に、ジャギの唆しで“奪取”を選択。
・強奪と刻印〔確定〕：南斗獄屠拳でケンシロウを圧倒。ユリアの前で胸に七つの傷を刻み、彼女を連れ去る。
・KING樹立：暴徒を束ね「KING」を創設し関東一円を支配。サザンクロスを築いてユリアに捧ぐも、彼女は血塗られた贈り物を拒絶。
・ユリア転送の真実〔後に判明〕：自死を試みたユリアを南斗五車星が保護。ラオウ来襲を知ったシンは、彼女を守るため五車星へ託す。
・最終決戦：ケンシロウ再来。“一年の執念”で強度を増した北斗神拳に押され、ユリア人形破壊で逆鱗に触れる。
・最期：北斗十字斬で秘孔を突かれ、国章「ブラッディクロス」を刻まれる。ユリアの所在は伏せたまま、高層から身を投げ殉ず。
関係図（簡略）
・ユリア：一方的な恋慕の対象／保護と独占の間で揺れ、最終的に“守るための悪名”を選ぶ。
・ケンシロウ：序盤最大の宿敵。七つの傷の刻印者。のちに“同じ女を愛した男”として彼の記憶に残る。
・ラオウ：ユリアを狙う覇者。シンは対抗の限界を悟り五車星へ託す。
・ジャギ：“奪取”を選ばせた黒い導線。
補足（設定と後付の整理）
・「南斗孤鷲拳」の名は後付。初出当時は“南斗聖拳の使い手”表記のみ〔設定史〕。
・のちに“複数派修得のシン”として統合され、孤鷲拳は主系に位置づけられた。
評価と受容
・序盤の物語駆動役であり、“七つの傷”の原罪を背負う存在。
・死後に明かされる“殉星”の真意が、悪名と純情の二面性として再評価を呼ぶ。
ユーザーの声
> 「暴虐と献身のねじれが痛い。殉星が回収される終盤で涙。」
> 「サザンクロスの美術と白い装束、ヴィランとしての気品が唯一無二。」
> 「“七つの傷”の始まりが彼、という歴史の重さ。」
