黒夜叉 [北斗の拳]
黒夜叉（くろやしゃ）は『北斗の拳』修羅の国編に登場する北斗宗家の従者であり、ケンシロウに仕える“影の守護者”。幼い体躯に似合わぬ闘気を宿し、羅聖殿を護る最後の番人として命を燃やした拳士である。
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概要
本名：黒夜叉（くろやしゃ）
流派：北斗宗家拳（宗家直属）
技：遊昇凄舞（ゆうしょうせいぶ）
役割：北斗宗家よりケンシロウの永遠の従者として遣わされた守護者
特徴：小柄な体格・俊敏な動き・両腕に仕込まれた鉄爪
人物像
・北斗宗家の誓約により、生まれながらにしてケンシロウを守る運命を背負う。
・外見は子供のように小柄だが、その拳は北斗琉拳の大老ジュウケイをも凌ぐと噂された。
・冷静かつ沈着な性格で、任務と忠義に殉じる生涯を選んだ求道者。
羅聖殿の番人として
・ジュウケイに付き従い、彼の隠遁後は北斗琉拳発祥の地・羅聖殿を守護。
・魔界に堕ちた北斗宗家の血を断つため、カイオウの傀儡と化したヒョウに戦いを挑む。
・奥義「遊昇凄舞」で空間を乱れ飛び、ヒョウの「暗琉天破」を一度は打ち破るも、
反撃の「自壊羅糸」により腕を切断され敗北。
・死を覚悟した瞬間、ケンシロウの介入により救われ、命を繋いだ。
最期と散華
・ヒョウが記憶を取り戻した後は彼と共に行動。
・修羅の大軍を相手に共闘し、リンの無事を確認すると同時に、
「ヒョウと共に戦えたことを光栄に思う」と告げて息絶える。
・最後まで宗家の誇りを胸に、従者としての務めを果たした。
戦闘スタイル
・体躯の小ささを活かした高速戦闘型。
・空間を歪ませるほどの動体術「遊昇凄舞」により、
敵に実体を捉えさせず幻影のように翻弄する。
・両腕の鉄爪を用いた連撃は北斗流派の中でも異質で、
宗家拳の中でも“幻の拳”と称される。
アニメ版での描写
・カイオウに敗れ重傷を負ったケンシロウを抱えるシャチの前に登場。
・修羅たちの検問を一人で蹴散らし、圧倒的な実力を披露。
・羅聖殿を離れてなお“宗家の影”として生きる姿が強調されている。
ゲーム作品での登場
・スーパーファミコン版『北斗の拳6』にプレイヤーキャラクターとして登場。
・ファミコン版『北斗の拳4・5』、セガサターン版などにも出演。
・東映監修タイトルでは、原作の時系列を越えて生存している設定で登場することも多い。
象徴と評価
・北斗宗家の“忠義”と“影の誇り”を体現した人物。
・表舞台には立たぬが、ケンシロウの背後に在り続けた“見えざる盾”。
・彼の存在は「北斗の血は、表も裏も共に天を背負う」という宗家の宿命を示している。
ユーザーの声
> 「黒夜叉の拳は北斗の中でも最も美しい。」
> 「従者でありながら誰よりも誇り高い戦士。」
> 「影の拳士という立ち位置が北斗の悲劇性を際立たせている。」
