懐玉・玉折（かいぎょくぎょくせつ） [呪術廻戦]

概要

時系列：2006年（懐玉）～2007年（玉折）
構成：前半「懐玉編」／後半「玉折編」
主軸人物：五条悟・夏油傑・天内理子・伏黒甚爾（術師殺し）
主題：星漿体護衛と甚爾襲撃、五条の覚醒、夏油の堕落
重要性：本編以降10年以上にわたる大事件の“起点”となる章
アニメ構成：全5話（2023年／TBS系列）
映画：2025年に総集編として公開

エピソードの位置付け

・天元の“星漿体同化”という呪術界最重要儀式を護衛する任務が中心。
・五条悟が“最強”へ覚醒する過程、そして夏油が“呪詛師堕ち”する理由を描く物語。
・青春に見えるが内容は極めて残酷で、原作勢・アニメ勢を絶望に叩き落すことで有名。
・『呪術廻戦0』、『渋谷事変』、その後の事件すべてに直結する、シリーズ最大級の重要エピソード。

懐玉編（アニメ25～28話）

・天元と星漿体（天内理子）の同化が迫り、五条悟・夏油傑の2年コンビが護衛を命じられる。
・理子を狙う呪詛師たちを撃退しつつ護衛任務は進むが、背後では伏黒甚爾が盤星教から依頼を受けて暗躍。
・甚爾は“他の刺客は全て自分の布石”とし、油断した瞬間を狙うため潜伏していた。
・甚爾は高専を急襲し、五条を不意打ちで戦闘不能に追い込む。
・夏油と理子は天元の元へ辿り着くが、後から現れた甚爾によって理子は射殺される。
・甚爾は報酬のため天内の遺体を盤星教へ引き渡すが、反転術式で復活した五条に遭遇。
・覚醒した五条は甚爾を打ち破り、甚爾は絶命。
・理子の遺体を引き取ろうとする五条と夏油だが、盤星教の信者達は笑顔で拍手しており、ここで夏油の価値観が大きく崩壊する。

玉折編（アニメ29話）

・1年後、五条と夏油は特級呪術師に昇格。
・五条は“最強”へ邁進する一方で、夏油は星漿体事件の精神的後遺症に苦しむ。
・九十九由基との会話で“非術師を皆殺しにすれば良い”という考えを口にし、肯定され、思想が加速する。
・後輩の死、虐げられた呪術師少女たちの現場などが追い討ちとなり、夏油の心は完全に折れる。
・そしてついに「猿（非術師）は嫌い」という本音を選び、村の非術師達を虐殺し呪詛師へ堕ちる。
・五条へ「非術師を抹殺し呪術師の世界を創る」と告げ、袂を分かつ。
・夏油は盤星教を乗っ取り、以後の“呪詛師側リーダー”として動き始める。
・五条は自らの在り方を悔い改め、強い仲間を作ることを決意。

作品的意義

・五条と夏油というシリーズの核が“完全に決別”する瞬間を描く。
・甚爾の襲撃は五条覚醒と呪術界構造の揺らぎの起点。
・夏油の堕落は『0巻』『本編』『渋谷事変』すべてに繋がる本質的事件。

ユーザーの声

> “青春に見せかけた地獄” “0巻並みに完成度が高い悲劇” “甚爾の存在が全てを変えた” など

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