加茂憲紀（かものりとし） [呪術廻戦]

概要

CV：日野聡／川井田夏海（幼少期）
年齢：18歳
誕生日：6月5日
身長：175cmくらい
所属：呪術高専 京都校3年
等級：準1級呪術師
家系：加茂家（御三家）表向きの嫡流
入学方法：家系
生得術式：赤血操術（せっけつそうじゅつ）
趣味・特技：勉強（TOEIC900点台に挑戦中）
好きな食べ物：コーヒー
苦手な食べ物：エスニック
ストレス：東堂葵

人物像・性格

・長い黒髪に糸目、和服姿が印象的な冷静沈着タイプの青年。
・御三家嫡流としての矜持から“厳粛な秩序”を重んじ、礼儀正しいが非情な判断も躊躇わない。
・戦術眼と呪術知識に優れ、姉妹校交流会ではクセ者揃いの京都メンバーをまとめ上げるリーダー役。
・その一方でかなり杓子定規かつ天然気味で、
　— 宗家の前で「伏黒の方が宗家より出来がいい」と言ってしまう
　— 東堂に「録画すればいいだろう」と真顔で返す
　など、場を凍らせる発言も多い。

家族と背景

・表向きは嫡男だが、実際は“側室の子”。
・正室が相伝術式持ちの男児を産めなかったため、赤血操術を継いだ彼が嫡流として迎え入れられた。
・母は「爛れた側妻」として蔑まれ家を追われるが、最期まで彼を案じ続けた存在であり、その想いが憲紀の責任感の源泉になっている。
・実父とも仲が悪く、コメント欄では「■■■ジジイ嫌いだった」とまで言っている。

現在の立場と心情

・死滅回游前後、新たな当主候補の誕生で加茂家から放逐される。
・前髪を切り落とし、禪院真希と共に桜島結界攻略へ。
・母が新たな居場所を作り“いつでも帰ってこい”と待っている一方で、憲紀は当主の座を失い生きる目的を見失い、自爆覚悟で呪霊化した禪院直哉に挑むなど半ば自暴自棄の行動も見せる。
・真希に「一度きちんと親と話せ。死ぬのはそれからだ」と諭され、親子関係と自分の生き方に向き合うことになる。
・宿儺との最終決戦前には、母・継父・異父弟と共に海外で生きる決意を固め、皆に宣言する。

対人関係

・伏黒恵：同じ“傍流”として仲間意識を抱いており、「宗家より出来がいい」と評する。伏黒には否定されるが「違くない」と食い下がる。
・禪院真希：桜島結界で共闘。母とのすれ違いを抱えた者同士として、厳しくも本質的な言葉を投げかけ合う。
・禪院直哉：面識はあるが良い印象は持っておらず、最終的には命を賭けて祓う標的となる。
・東堂葵：ストレス源。東堂のマイペースさと、憲紀の杓子定規さが噛み合わない。
・虎杖悠仁・脹相：加茂家相伝・赤血操術の“コーチ役”として、虎杖と共に座る場面あり。虎杖曰く「脹相は教えるのが下手なので憲紀に助けられた」。

術式：赤血操術（せっけつそうじゅつ）

・加茂家相伝の術式で、自身の血液および“血の付いた物体”を自在に操る能力。
・血液パックなど外部血液も使用可能で、近〜中〜遠距離に対応できる汎用性の高さが特徴。
・同系統の使い手・脹相の毒性血液のインパクトで“下位互換”に見られがちだが、赤血操術の血は呪霊に対して有毒であることも判明している。

主な技

・赤鱗躍動（せきりんやくどう）
　自身の血流・体温・脈拍・血中成分まで操作し、身体能力を爆発的に向上させる“ドーピング技”。
　外傷の止血や低温への耐性強化など、副次効果も多い。

・赤縛（せきばく）
　血液パックの血を縄状に編み、対象を拘束する技。

・苅祓（かりばらい）
　血液を手裏剣状に形成し投擲する中距離攻撃。血パック1つ分を使用。

・百歛（びゃくれん）
　血液を加圧し、限界まで圧縮するチャージ技。

・穿血（せんけつ）
　百歛で圧縮した血を矢のように放つ奥義。
　苅祓を大きく上回る威力を持ち、桜島決戦ではビッグサイズの穿血で直哉を追い詰めた。

余談・血筋と名前の由来

・名前の読みは、御三家の汚点とされる加茂憲倫と同じ“かものりとし”。
・当初は嫌がらせだと推測されていたが、実は母が「あんな家を早く捨て、自分の元に帰って来てほしい」という意趣返しと願いを込めて付けた名だと判明する。
・脹相（＝憲倫の血を分けられた呪霊と人の混血）との関係から、虎杖や呪胎九相図とは“義理の遠縁”のような立場にもなる。

成長と評価

・脹相の存在から“赤血操術の下位互換”と見られがちだが、桜島結界では
　— 加速した直哉のタックルにカウンターを合わせつつ自分は回避
— 圧縮漏れのない百歛から巨大な穿血を放つ
— 血の毒性で直哉を弱体化させる
　など、これまでとは比べ物にならない戦闘力を見せている。

ユーザーの声

> 「御三家の看板」と「側室の子」という矛盾を抱えたまま、それでも筋を通そうとする姿が刺さる──という評価が多い。

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