乙骨憂太（おっこつゆうた） [呪術廻戦]

概要

CV：緒方恵美
所属：東京都立呪術高等専門学校 二年（本編時）／五条家当主代理（遠未来）
等級：特級呪術師（特級被呪者→四級→再び特級）
年齢：17歳（本編）
生年月日：2001年3月7日
出身地：宮城県仙台市
高専入学方法：スカウト（秘匿死刑寸前から五条に拾われる）
術式：リカ／術式の模倣（コピー）
領域展開：真贋相愛（しんがんそうあい）
反転術式：使用可能（他者へのアウトプット可）
黒閃：経験あり
家系：菅原道真の子孫（五条悟の超遠縁）
一人称：「僕」

人物像・性格

・当初は気弱で自己肯定感が低く、「生きていていい理由」を見つけられない少年。
・里香事件とイジメを経て孤立していたが、高専で真希・棘・パンダと出会い、本来の芯の強さが覚醒していく。
・温厚で人情深い一方、友人を傷つける相手には容赦がなく、特級同士の戦いでも引かない“ヤバさ”を内包。
・虎杖に対しては、宿儺による虐殺で自責に沈む彼を「君は悪くない」と真っ向から励ます、情と理のバランスが取れた兄貴分。
・「五条先生がいなくなったら誰かが怪物にならなきゃいけない」と、自分がその役を引き受けようとする自己犠牲の覚悟を持つ。

能力・術式・戦闘スタイル

■ 特級被呪者としての出自

・幼少期に交通事故で亡くなった幼なじみ・祈本里香を“自分が呪って”特級過呪怨霊にしてしまった存在。
・「最愛の人の魂を抑留する縛り」によって、底なしの呪力と無条件の術式模倣（0巻時点）を発揮。
・夏油の極ノ番「うずまき」を呪力指向放出でねじ伏せるなど、単発火力も作中トップクラス。

■ リカ（本編の“里香”に似た存在）

・里香成仏後に残された、外付け術式兼呪力タンク。
・通常時は頭と腕だけの不完全顕現だが、それでも虎杖を押さえ込むほどの膂力。
・婚約指輪を通じて**完全顕現＋呪力供給＋本来の術式使用**が解禁される（1回5分の制限付き）。
・体内に複数の呪具を格納しており、刀・鎌など多様な武器を乙骨に供給可能。
・反転術式も扱え、乙骨や自分の身体の修復ができる。

■ 模倣（コピー）

・乙骨本来の生得術式。リカとの接続中（5分間）、他者の術式を模倣して使用できる。
・現在は「対象の肉体の一部をリカに摂取させる」ことが条件。部位の呪術的価値や、使用回数の縛りと引き換え。
・コピー例：
　— 狗巻棘の「呪言」：口元と舌に呪印を出し、反動少なめで高出力運用。
　— ドルゥヴの式神術：髪を媒介に小型式神を多数展開し、不可侵結界＋斬撃。
　— 烏鷺亨子の空間術：空間を掴んで操作し、宇守羅彈で吹き飛ばす。
　— 来栖華（天使）の「邪去侮の梯子」：術式消滅技。宿儺に大ダメージを与える切り札。
　— ほかにも複数術式をストックし、領域内でランダム引き当て可能。

■ 反転術式＆基礎戦闘力

・他者へのアウトプットができる数少ない反転術式使い。
・自他の回復だけでなく、呪霊に正の呪力を流し込んで即座に祓うことも可能。
・呪力量は**五条を上回るレベル**とされ、常時全身に呪力を立ち昇らせたまま高水準の近接戦を維持。
・体術・剣術は主に真希直伝＋五条・ミゲルの影響。基礎スペックだけでも一級上位〜特級級。

■ 領域展開：真贋相愛（しんがんそうあい）

・水引と無数の刀が林立する領域。効果は「無制限の術式模倣」。
・領域が続く限り、リカの接続なしで模倣が可能になり、ストックしている術式から一つを必中術式に設定できる。
・必中以外の術式は、領域内の刀一本一本にランダムで宿しており、乙骨だけが“引き当てて”発動可能。
・これにより、本来不可能な**複数術式の併用**を、“模倣という一つの術式”の拡張としてノーリスクで実現している。

代表エピソード

・**0巻〜百鬼夜行（2016年）**
　— 祈本里香との出会いと婚約、交通事故死、そして怨霊化。
— イジメをきっかけに里香が暴走し、秘匿死刑決定→五条に保護され高専へ。
　— 真希・棘・パンダとの出会いと成長を経て、夏油の百鬼夜行で孤立無援の決戦。
　— 自らを生贄にした制限解除で夏油を撃退し、里香を“呪っていた”のは自分だと知り涙ながらに解呪。
　— 「失礼だな、純愛だよ」で有名な純愛オチへ。

・**本編合流〜渋谷事変後（2018〜）**
　— 里香解呪後に一度四級まで降格するも、3ヶ月で特級に返り咲き、海外でミゲルと修行。
　— 渋谷事変後に帰国し、総監部の指名で“虎杖の死刑執行役”に。
　— 一度は虎杖の心臓を止めるが、反転術式で即座に蘇生させ、上層部を欺いて保護。
　— 仙台結界では複数の強敵を相手取り、「五条不在時の最高戦力」としての格を見せつける。

・**羂索討伐〜宿儺決戦**
　— 五条が宿儺と戦っている間、作戦通り仙台へ飛び、髙羽との戦闘中だった羂索の隙を突いて首を刎ね、夏油の肉体ごと完全討伐。
　— その分、宿儺戦への合流が遅れたことを真希に痛烈に指摘され、1年ズに土下座して謝罪。
　— 再戦時には領域「真贋相愛」を展開し、天使の術式「邪去侮の梯子」を必中効果付きでぶつけ、宿儺に彌虚葛籠を強制展開させて大きく制限。
　— 「誰も怪物になる気がないなら僕がなる」と、自身の肉体を捨てるレベルの博打を打ち、五条に二度と“親友殺し”を背負わせない道を選ぶ。
　— 最終的に皆生還し、後に五条家当主代理となってもパンダを引き取り続けるなど、“怪物であり優しい人”として生涯を終える。

人間関係（簡略）

・祈本里香／リカ：原点にしてすべての力の源。“呪い”と“純愛”の両方を体現する存在。
・五条悟：師匠であり期待を一身に背負う存在。「自分と並ぶ術師になる」と評される。
・禪院真希：剣術と体術の師。乙骨は今も変わらず尊敬し、彼女の前では素直な後輩。
・狗巻棘＆パンダ：特級問題児トリオの同期。最初は戸惑いつつも、今はかけがえのない仲間。
・虎杖悠仁：かつての自分と境遇が重なる後輩。罪悪感に沈む彼を真正面から肯定する兄貴分。
・羂索・宿儺：五条の遺志を継いで立ち向かった、2人の“最大級の敵”。

ユーザーの声

> 「失礼だな、純愛だよ」から「僕が怪物になる」まで、全部“乙骨憂太”で一本の線が繋がってるのがエグい。

閉じる