ファルコ [北斗の拳]

概要

流派：元斗皇拳（げんとこうけん）
異名：金色の狼ファルコ／金色将軍
主な技：元斗白華弾／元斗猛天掌／滅凍黄凄陣／黄光刹斬 ほか
所属：帝都軍（天帝ルイ守護）
関係者：ルイ（天帝）／ジャコウ（帝都軍総督）／ミュウ（恋人）／サイヤ（忠臣）／ケンシロウ（宿命の相手）

人物像

・弱者を守るためなら自身の四肢をも厭わない“武の倫理”を体現。
・命令に従うだけの冷徹ではなく、民のための最小犠牲を選ぶ判断力。
・度重なる非情の戦で涙を失うが、ルイの救出後に再び涙を取り戻す。

来歴（ダイジェスト）

・双子誕生：ジャコウの命で“もう一人”の天帝の抹殺を命じられるが拒否。密かに保護を託し、その子がのちのリンとなる。
・拳王軍侵攻：ラオウと講和。統制崩壊の惨禍を避けるため、自ら右脚を切断して“土産”とし転進させる（「その片足は一国に値する」）。
・帝都の暗雲：ジャコウが天帝を幽閉し圧政。ファルコは人質を楯に戦わされ、涙を枯らす。
・対ケンシロウ：中央帝都で激突。高熱の拳で秘孔を焼き潰して対処し互角に迫るが、最終的に一歩及ばず敗北。
・ジャコウ粛清：天帝救出後に義足の弱点をも克服し、闘気でジャコウを滅殺。ルイの言葉で凍った心が解け、涙を流す。
・修羅の国：連れ去られたリンを追い単身上陸。名も無き修羅を討つも致命傷を負う。
・最期：ケンシロウに刹活孔を突かれ“一瞬の命”で修羅を黄光刹斬。ミュウの懐妊の報せ（伝書鳩）に安堵し、元斗の未来を託して逝く。

拳理・戦い方

・光（熱）と剛を帯びた打突で外部から粉砕・凍結・焼灼までこなす皇拳。
・高熱で経絡秘孔ごと焼いて北斗の“内破”を無効化する対策力。
・義足の機能を“弱点”ではなく“武器”に変える体幹と脚技。

主要エピソード

・「右脚の誓い」：拳王軍転進—民草を守るための自己犠牲。
・「帝都決戦」：ケンシロウ戦で皇拳の真価を示す。天帝解放後、ジャコウを葬る。
・「修羅に挑む将」：致命傷の身でなお修羅を斬る黄光の一閃。伝書鳩の報せと共に安らぐ。

容姿

・金髪の角刈り、鋭い彫り、長身の強躯。金色の鎧とマントを纏う荘厳な将。
・右脚は義足（のち戦術的利点に昇華）。

語録・象徴

・「その片足は一国に値する」（ラオウ評）— 武人同士の相互敬意の象徴。
・“金色の涙”：ルイの言葉で戻った涙は、武の慈悲の復権を示す。

要点まとめ

・元斗皇拳最強の担い手にして、“最小犠牲”を選ぶ知勇兼備の将。
・拳王・北斗・修羅と三つの峠で武と矜持を示し、最後は未来（子）へ系譜を繋いだ。

ユーザーの声

> 右脚一本で戦乱を止めた将。武人の矜持と優しさが同居する “金色の涙” が忘れられない。 > 北斗に対抗できる“対秘孔”の理詰めバトルが痺れる。皇拳の見せ場として最高峰。

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