ヒューイ [北斗の拳]

概要

【通称】風のヒューイ
【所属】南斗五車星（なんとごしゃせい）
【役割】南斗慈母星ユリアの守護拳士／風の旅団指導者
【流派】南斗五車風裂拳（なんとごしゃふうれつけん）※アニメ名称
【象徴】風の星（五車星の一翼）
【声優】曽我部和恭（TVアニメ）／土田大（新OVA）／石塚堅（激打2）／金本涼輔（真・北斗無双）／一条和矢（DD北斗の拳）

人物像

南斗五車星の一人で、風を象徴する拳士。
柔軟で俊敏な拳を操り、**鋼鉄をも断ち切る真空の刃**を生み出す。 性格は冷静沈着だが、仲間や部下への思いやりに満ちており、五車星の中でも組織的行動を得意とする参謀格。

南斗慈母星の血を引くユリアを守ることを生涯の使命とし、 その身を賭して「北斗神拳の覚醒」と「ラオウの覇道の終焉」を見届けようとした。

来歴・活躍

サウザー率いる聖帝軍が崩壊した後、ラオウの拳王軍が再び勢力を拡大。 ヒューイは自身の部隊「風の旅団」を率いて拳王軍と激突し、各地で侵攻隊を撃破した。

やがてラオウ自らが前線に姿を現すと、 彼に対し「南斗六聖拳は消えた。次は北斗の番だ！」と宣言して戦いを挑む。

しかしラオウはその拳を「やわな拳」と一蹴し、 圧倒的な力の差を見せつける。 ヒューイは一撃で身体を粉砕されながらも、 「お前の命運は尽きている」と言い残し、ラオウの宿命を悟りながら絶命した。

拳と技

・南斗五車風裂拳（ごしゃふうれつけん）： 　鋭い手刀から生まれる風圧で、鋼鉄すら切り裂く真空波を放つ拳。
　南斗聖拳の系譜に連なる華麗かつ速攻型の技法。

・天風翔斬（アニメオリジナル）： 　上空から風の流れを操り、真空の刃を叩き込む必殺技。

他メディアでの描写

・アニメ版ではケンシロウと短い手合わせをしており、 　彼の実力を確かめたうえでユリアの生存を託した。
・弟「シオン」が登場し、風の旅団の存在目的が「敵の力量を測ること」と語られる。
・『ジュウザ外伝』では炎のシュレンと実の兄弟という設定で登場し、共闘シーンも描かれる。

性格・信念

・常に冷静でありながら、仲間の犠牲を恐れぬ覚悟を持つ。
・ユリアのためなら自らの命を顧みず行動する忠義者。
・ラオウとの戦いでは敗北を悟りながらも、 　北斗と南斗の未来を見据える慧眼を見せた。

関係人物

・ユリア：守護すべき慈母星の宿命者。命を賭して彼女を守る。
・ジュウザ：五車星の同胞。自由人でありながら信頼を寄せる。
・フドウ：山の五車星。ケンシロウとの接触を見届けた。
・シュレン：炎の五車星。兄弟星（媒体によっては実兄）とされる。

名場面・印象的な言葉

> 「南斗六聖拳は消えた。次は北斗の番だ！」 > 「この拳に吹く風が、お前の命運を告げている……ラオウ！」

ラオウの拳に敗れながらも、 彼の未来を見通した言葉は後に“宿命を見届けた男”として語り継がれた。

所感・推しポイント

> 五車星の中でも最初に散った男。 > だがその死は、風が次の時代を告げる狼煙のように美しい。 > 「戦いの風」は彼からジュウザへ、そしてケンシロウへと吹き継がれていく。

関連項目

・南斗五車星／ユリア／ラオウ／ジュウザ／フドウ／シュレン／サウザー

閉じる