バクザン [ワンパンマン]

概要

名前：バクザン（Bakuzan）
所属：元人間／後に怪人協会幹部格（非公式）
災害レベル：竜（怪人化後）
初登場：村田版『ワンパンマン』スーパーファイト編
特徴：闇地獄殺人術の達人。人間時代は格闘界最強クラスの実力者。怪人化後は凶悪な外見と暴力的な本性を露わにする。

人物像

・自信家で好戦的、他者を見下す傲慢な性格。
・スイリューを唯一の目標として執着するも、実力差を自覚していた。
・「自分は強くなるためではなく、弱者をいたぶるために強さを求めた」と自ら語るなど、残虐な快楽主義者。
・人間時代から危険な闘志を秘めていたが、怪人化によりその本性が完全に解放された。

外見

【人間時代】
・破れた白道着を着用し、顎髭を蓄えた屈強な体格。
・格闘大会では威圧的な風貌と殺気で他の選手を圧倒していた。

【怪人化後】
・身長数メートルの巨体となり、全身が毛むくじゃらで猿のような姿に変化。
・四本の腕と三本の尻尾を持ち、頭・肩・肘に計9本の角を生やす。
・顔つきはもはや人間の面影を失い、完全な“怪物”へと変貌した。

戦闘能力

【闇地獄殺人術】
・相手の関節や急所を正確に狙う暗殺格闘術。
・人間時代はこの技のみで全ての対戦相手を再起不能にしている。

【怪人化による強化】
・膂力・耐久・速度の全てが飛躍的に上昇し、S級ヒーローを上回る戦闘力を得る。
・ゴウケツからも「大当たり」と評されるポテンシャルを持つが、精神的には未熟。

【劣化と恐怖】
・怪人化直後は万能感に酔うが、ゴウケツの“正拳突き”を目の当たりにして萎縮。
・格上を前にすると途端に怯え、敗北者のメンタリティを露呈する。

作中での活躍

・スーパーファイトにてスイリューを狙うが、サイタマの反射的なパンチで一撃KOされ初戦敗退。
・大会後、怪人ゴウケツの出現に遭遇し、自らの意思で怪人細胞を大量摂取。
・一時は失敗したかに見えたが時間差で覚醒し、“竜”クラスの怪人バクザンとなる。
・スイリューを再び痛めつけ、快楽的に拷問を続けるが、サイタマの介入により止められる。
・サイタマと再戦し、全力の「闇地獄殺人術」を放つも全く通用せず、ワンパンで粉砕され死亡。
・その直後、サイタマはスイリューとの会話で彼がバクザンだったことを知る。

象徴性と主題

・バクザンは「強さを誤解した男」として描かれる。
・真の強さを追求したスイリューやサイタマとは対照的に、“弱者支配”を目的とする歪んだ格闘家像の象徴。
・人間の傲慢と暴力への執着が、怪人化という形で具現化した存在。

戦闘描写と演出

・スイリューとの対比で「人間の限界」「強さの意味」を浮き彫りにする構成。
・サイタマにとっては一撃の相手でありながら、“強さの価値観”を揺さぶるキーキャラ。
・戦闘作画は迫力と暴力性が高く評価され、ゴウケツ編を象徴する名場面となった。

ユーザーの声

> 「怪人化のデザインが好き」「バクザンの人間臭さがリアル」「スイリュー戦とサイタマ戦の落差が最高」と好評。

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