ドライブB [テニスの王子様]

概要

分類：超回転ドライブショット／カウンター技術系
初出：聖ルドルフ戦（対 不二裕太戦）
使用者：越前リョーマ（開発者兼唯一の使用者）

ドライブBは、リョーマが兄弟対決の中で不二裕太の「ツイストスピンショット」を打ち破るために編み出した技。
「ドライブA（通常ドライブ）」を超える進化形であり、ラケットの両面を交互に使いながら、
ボールに“二乗の超回転”を与えることで異常なバウンド軌道を生み出す。

技の構造

・通常のトップスピンではなく、「下から擦り上げ→上から押し込む」二重の動作を組み合わせる。
・スイング軌道がB字を描くことから「ドライブB」と命名された。
・ボールがバウンド後に高く跳ね上がり、相手の肩口・頭上を越える。
・打球音が独特で、回転の音が「キュルルル」と響く。

演出・ビジュアル

・発動時、リョーマはスライディングジャンプを行い、空中での安定姿勢から下方へ擦り上げる。
・ボールは黄金色のスピンエフェクトを伴い、まるでBの文字を描くように急上昇する軌道を取る。
・作中では観客や相手の目線を強く引く演出が多く、必殺演出の象徴的シーンとなっている。

戦術的効果

・相手の返球を封じる超高バウンド軌道により、ベースラインからのリターンが困難。
・スピンの影響で、打球がネット際で急激に落下するため、反応が遅れると完全に空振りとなる。
・試合中は相手の体力と集中力を削り、心理的プレッシャーを与える戦略的武器。
・不二周助の「百腕巨人の門番」を突破したことでも象徴的に語られる。

関連・派生技

・ドライブA … 通常の高速ドライブショット。
・ドライブB … 超回転・二乗スピン型。
・ドライブC … 未登場（ファンの間では次段階技として考察対象）。

象徴的場面

・聖ルドルフ戦で初使用。不二裕太のツイストスピンショットを撃ち破る決定打となった。
・以後、越前の代名詞として公式戦・U-17編でも使用される。

総評

ドライブBは「理論と感覚の融合」によって生まれたリョーマの代表技。
回転・速度・戦略性の三拍子を備えた、青学の天才が体現する“進化する天才型ショット”である。
観る者を魅了し、対戦相手を圧倒する――まさにテニスの芸術。

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