カイオウ [北斗の拳]
カイオウは『北斗の拳』「修羅の国編」に登場する第一の羅将（羅将皇魔帝）で、北斗琉拳の頂点に立つ“悪の覇者”である。
もっと詳しく見る
概要
本名：カイオウ（羅将皇魔帝）
流派：北斗琉拳（ほくとりゅうけん）
宿星・立場：修羅の国 第一の羅将／“新世紀創造主”を自称
家系・関係：ラオウ・トキの実兄、妹サヤカ／ヒョウの従者として扱われた過去
主な技：闇琉霏破（あんりゅうひは）／凄妙弾烈（せいみょうだんれつ）／死環白（しかんはく）
通称・評価：魔人／魔王／修羅の国の支配者／無想転生を破った唯一の拳士
人物像・思想（悪の帝王）
・「愛は弱さ」と切り捨て、**悪のみが情愛を支配翻弄できる**と信奉。
・幼少期、宗家を立てるための屈辱と母の死を経て“情を捨てる”決意に至る。
・目的のために手段を選ばず、妹サヤカすら策略に利用して殺害する冷酷さ。
・支配装置として“ラオウ伝説”を流布し、希望と反逆の芽を同時に掌握。
来歴（抜粋）
・北斗宗家に対する屈辱を重ね、“屑星”扱いへの反逆心を肥大化。
・戦後、ヒョウ・ハンとともに**修羅の国**を樹立し、武の掟で統治。
・ケンシロウ初戦で無想転生すら破り圧勝。公開処刑を図るもシャチに攪乱される。
・ヒョウとケンの相討ちを狙い、サヤカ殺害→濡れ衣で対立を煽るが頓挫。
・母の墓標での最終決戦で敗北、最期は人の情を取り戻しヒョウと共に絶命。
戦闘特性（北斗琉拳の極み）
・圧倒的な**魔闘気**で空間を歪ませ相手を幻惑、受け・流しを極意とする琉拳の頂点。
・北斗神拳の弱点を突く知略と、正面から押し切る膂力を兼備。
・**無想転生を崩す**稀有な対策力と、徹底した間合い管理。
主な技
・闇琉霏破：重層の魔闘気で視覚と間合いを撹乱し、一気に芯を断つ主殺法。
・凄妙弾烈：点打ちの連撃で破孔・神経を穿ち、機能を段階的に奪う精密技。
・死環白：**覚醒時の最初に見た者へ情愛の全てを捧げる**危険な破孔術。リンに使用。
代表エピソード
・初戦：無想転生を破りケンシロウを惨敗させる→処刑未遂（シャチ介入）。
・策謀：サヤカ殺害の罪をケンに着せ、ヒョウとの相討ちを画策するも失敗。
・最終戦：母の墓所で決戦。宗家拳の“受け”に敗れ、情を取り戻して散る。
性格の核（心弱き最凶の英雄）
・“悪”を徹底しながらも、根底には**母と兄弟への愛の喪失**が空洞として残る。
・敗北の瞬間、ヒョウの慈しみとケンの情に触れ“涙”を取り戻す。
・ラオウ・サウザー同様、**愛を見失い愛に彷徨った男**として回収される悲劇。
ユーザーの声
> 「無想転生を破った“最後の強敵”。理屈も胆力も段違い。」
> 「悪で情を縛ろうとしたが、最期に情へ帰るカタルシスが深い。」
> 「策略・統治・武の三拍子。修羅の国編の核そのもの。」
