エルグ [トリコ]

所属・基礎データ

CV：高橋広樹（アニメ版）
所属：美食會 第一支部（調理補助チーム）
地位：支部長（支部内最強格）
年齢：約200歳以上（作中最年長の料理人）
外見：上半身を包帯で覆い、下半身が馬の脚と蹄を持つ融合体
特徴：不老不死に近い再生体／万能細胞による瞬時の復元能力

概要と来歴

・かつて醜い容姿を理由に迫害を受け、素顔を晒すことを拒むようになった。
・下半身は八王の一角・馬王ヘラクの子供の胴体を奪い融合したもので、結果として不老の肉体を獲得。
・体が粉砕されても細胞が即座に複製・再構築を行い、瞬時に復活できる。
・この再生原理はプラナリアに類似し、ノウダラケ遺伝子によって無限分裂を繰り返すことから、厳密には“不老不死”ではなく“永続的再生体”とされる。
・肉体の欠片それぞれが本体化するため、自らを分裂・増殖させることも可能。

主要エピソード

・クッキングフェス編にてブランチと交戦。再生能力で優勢に立つが、ブランチの奥義〈直列大帯電撃〉により体内が帯電。
・不死身の肉体が仇となり、電流を永遠に受け続けることでグルメ細胞が再生を放棄。
・最期に包帯が剥がれ、醜いとされる素顔を晒すが、ブランチから「化け物の村ではイケメンの部類」と告げられ、穏やかな表情で灰となり消滅。
・彼の死後、成獣のヘラクが妖食界近くで登場し、エルグの融合体との関連が示唆された。
・調理補助チームとしてはクロマド会議に姿を見せず、他の料理長（カリウ、ボンレス）の下で活動していたと推測される。

能力・役割

・〈再生複製〉：肉体損壊直後に細胞が自動複製し、瞬間的に肉体を再構築する。
・〈多重増殖〉：分離した肉片がすべて独立個体として再生し、自身の分体を作り出す。
・〈融合進化〉：ヘラクの肉体との融合により、不老性・圧倒的筋力・耐久を獲得。
・弱点は電撃系の持続攻撃。電流が止まらない限り再生が阻害され、永続的苦痛に陥る。

人物像と関係性

・冷静沈着だが内面には深い劣等感を抱え、自らの醜さを憎む繊細な精神を持つ。
・ブランチとの戦いでは、相手の言葉に救われて死を受け入れるという、異形の料理人としての哀しき最期を遂げた。
・その存在は、美食會の中でも“生命改造の到達点”を象徴している。

ユーザーの声

> 「グロテスクなのに泣ける」「トリコ屈指の名バトル」「ブランチとのやり取りが人間臭い」と、狂気と哀愁を併せ持つ敵キャラとして高く評価されている。

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