島袋光年

基本データ

生年月日：1975年5月19日
出身地：沖縄県那覇市
血液型：O型
愛称：しまぶー／しまぶく
職業：漫画家
主な所属誌：『週刊少年ジャンプ』／『スーパージャンプ』／『少年ジャンプ＋』

略歴

・1997年、『週刊少年ジャンプ』で『世紀末リーダー伝たけし!』を連載開始。
・ギャグとバトルを融合した作風で人気を博し、2001年には第46回小学館漫画賞児童部門を受賞。
・しかし2002年、私生活での不祥事により逮捕・起訴され、連載は打ち切り・単行本は絶版となる。
・2004年、『スーパージャンプ』で『RING』を連載し復帰。『たけし! 完結編』も同年完結。
・2008年、『週刊少年ジャンプ』にて『トリコ』を連載開始。6年ぶりの本誌復帰作として大ヒット。
・『トリコ』は2011年にアニメ化され、劇場版も2作公開。ジャンプを代表するバトル作品となる。
・2018年には『BUILD KING』の読み切りを発表、2020年より本誌連載を開始。
・2021年、全3巻で連載を完結させた。

作風と特徴

・絵柄は“勢い重視”で、太い輪郭線とデフォルメの強いキャラ造形が特徴。
・バトル描写は理屈よりも直感を優先し、豪快な殴り合いや友情・食欲など原始的情熱を描く。
・ギャグ調のキャラクター配置と少年漫画の王道展開の両立を得意とする。
・人物デザインは類型化が強く、特に大人の男性キャラに顔のバリエーションが少ない傾向がある。
・代表作『トリコ』では“食”をテーマに、冒険・友情・バトルの三要素を純粋な形で融合。
・一方で“主人公の精神的成長”を描く構成は苦手とされ、後年の『BUILD KING』ではその課題を意識して挑戦している。

代表作

・『世紀末リーダー伝たけし!』（1997〜2002／2004 完結編）
・『RING』（2004／スーパージャンプ）
・『トリコ』（2008〜2016／週刊少年ジャンプ）
・『BUILD KING』（2020〜2021／週刊少年ジャンプ）

人物・エピソード

・漫画内にも「しまぶー」本人をキャラ化して登場させ、コメディ的自己パロディを多用。
・『たけし!』では「レストランしまぶー」の店主として登場し、読者人気投票で実在の作者ながら1位を獲得したこともある。
・影響を受けた漫画家としては尾田栄一郎や鳥山明などを挙げ、「サンジが好きだからコックキャラを描いた」と語っている。
・長年の担当編集や仲間作家の支えにより活動を継続し、ジャンプ誌上で二度の再起を果たした希少な作家でもある。

作家評価

・「王道少年漫画の復権者」「グルメバトルという新分野を確立した」と称される。
・一方で作風の振れ幅やキャラ造形の類似には賛否がある。
・現在も過去の功罪を含めて語られる“ジャンプ史の象徴的作家”の一人である。

ユーザーの声

> 「トリコで完全復活した男」「漫画に対して真っ直ぐ」「どんなに転んでも立ち上がる漫画家」と、読者からの評価は今なお根強い。

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